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WEBデザイナーにオススメのMacのGitクライアント5選

git-client

WEBデザイナーにとって黒い画面は鬼門です。
とはいえ、今やGitを使わないワークフローはあり得ませんよね?

安心してください!
私のように20年エンジニアやってても、GitはGUIで操作してます。

ところでみなさん、どんなGitクライアントお使いでしょうか?
SourceTree派の方が圧倒的に多いような気がしますが、本当に良いのか?気になったのでMacで人気の5種類について比較検討してみたいと思います。

このページで解説するGitクライアント

  1. SourceTree
  2. Fork
  3. GitKraken
  4. Tower
  5. GitUp
  6. まとめ

SourceTree

bitbucket

GitHubと似たGitリポジトリのホスティングサービスに、Bitbucketがあります。
シンプルな機能と可愛いアイコンで、こちらの方が好みというWEBデザイナーさんも多くいます。

そんなBitbucketの開発元であるAtlassian社が提供しているGitクライアントがSourceTreeです。
Gitの他にMercurialというバージョン管理システムも扱えます。

以前はUIが今一つの印象でしたが、バージョンアップの度に改善され、非常にシンプルで扱いやすい画面構成となっています。
良くも悪くも普通です。

料金も無料で利用でき、WEBデザイナーが使用するような機能はもれなく実装されています。

他のGitクライアントに比べユニークなのは、Starを付けたリポジトリがリモートのリストに表示されるところです。
Starをたくさん付けていると、一瞬で自分のリポジトリを見つけるのが難しいですが、検索をすればすぐにヒットするので問題はありません。

また、今回紹介したGitクライアントで唯一日本語化されています
難しい用語の多いGitの扱いが、少しだけ優しくなったように感じることができるかもしれません。

気になる点は、履歴にファイルリストのビューがないことでしょうか?
全体ツリーは簡単に確認できた方が好みなので、このへんは確認した方が良いかと思います。

他に比べて重いとの評判がありますが、私の環境では特にストレスなく動作します。

Fork

fork

少しマイナーな感じはありますが、ForkはとてもよくできたGitクライアントです。
表示や操作にかかる処理は非常に高速です。

Mac版のUIは数あるGitクライアントの中でもかなり美しい部類なのではないかと個人的に思います。
特にクイックビュー機能は秀逸で、Diffを別途指定する必要がないくらい綺麗に横二列に表示してくれます。
これには、ソースコードの表示フォントが自分で好きに変更できるという点も大きく貢献しています。
コミットビューとファイルリストビューが簡単に切り替えられ、変更があったファイルだけでなくプロジェクト全体をいつでも確認できるのも良いです。

間違いなくUIは最高レベルだと思います

もちろん、デザイナーが使うであろう機能は全て問題なく利用できます。

Hyperをターミナルとして選択できたり、Gitのバージョンが選べたり、VSCodeで開くメニューがあるなど、設定も使い勝手も文句の付けようがありません。

唯一問題があるとすれば、プルリクエストのUIがないところでしょうか?
これについてはブラウザが立ち上がり、GitHubのページが表示されるので、そこからリクエストする挙動となります。
小規模開発のWEBデザイナーにとってはこの仕様の方が良いかもしれません。

これが全て無料で利用できるのはすごいの一言です。

GitKraken

GitKraken

GitKrakenElectronベースのモダンなGitクライアントです。
Electronベースのモダンなツールは、他にAtomエディタやVSCodeエディタなどが有名です。

とにかくモダンです

コミットビューは非常にポップな印象で、タイムラインが直感的に把握しやすいです。
全ファイルのビューもボタンで切り替えられて、このへんは抜かりなしといった感じです。

Diff画面も横2列表示でとても見やすい画面構成だと思います。
このへんをいじっていると、AtomエディタやVSCodeエディタをいじっているのと限りなく近い感じがします。

GitKrakenで特にユニークなのは、プルリクエストのUIです。
サイドバーにインテグレートされていて、プルリクの一覧を確認できます。
もちろん、秀逸なUIでプルリクを申請することもアプリ内からできます。

一方、残念な点も多いです。

まず一つは、設定項目が微妙というところです。
ソースビューのフォントが特定の等幅フォントに限定されるため、Macでは太く見えてしまいます。
Gitのバージョンも選べないような気が…。

もう一つは、無料ではないという点です。
PublicリポジトリはFreeの状態で利用できますが、Privateリポジトリを操作するには課金が必要になります。
年間ライセンスが$29ということで、WEBデザイナーの固定費として考えると決して高額ではありませんが、設定項目の微妙さからいって、アップグレードしてまで使いたい感じではありません。

完全公開のリポジトリしか扱わない人でしたら問題ありませんが、WEBデザイナーがPublicリポジトリで作業することはほぼありません。
おすすめは、ちょっとできないですね。

Tower

tower

初めに言うとTowerを使うには、年額で¥7,499のサブスクリプションが発生します。
WEBデザイナーにとっての経費と考えると、かなり高額です。

そんな高価なTowerですが、なんと私はメインのGitクライアントとしてずっと使っています

理由は簡単です。
操作ミスが少ないからです。

ForkのUIもなかなか良いと思いますが、Towerは最も美しいUIを持ったGitクライアントだと思います。
実は、コードビューのフォントを設定する機能は無いのですが、非常にコード表示が美しいです。
一連の操作は英語表記であるにも関わらず、全く迷うところがありません

均整の取れたUIだからこそ、使用上のミスが減ると言う良い例だと感じます。

UIって本当に大切なのですね

ブランチを切って作業をして、切りのいいところでコミット/プッシュ/プルリクという流れが、一貫したUIからほぼボタン操作で可能です。
もはやターミナルからのGit操作には戻れないです。

また、クローンしたリポジトリの整理も非常に得意です。
フォルダ分けしたりグループ化したりして管理できるようになります。
アプリケーションを立ち上げた際の挙動が、この自分で整理したツリー画面なので、迷わず必要なリポジトリを選択できるのも素晴らしいです。

有料でも良いものを使いたいと思うのであれば、Towerは絶対おすすめです!

GitUp

GitUp

GitUpは一部に熱狂的ファンがいます。
そのUIはかなり独特というか、これをUIと呼べるのかというくらいぶっ飛んでいます。

マウス操作だけではビューを切り替えるのも難しいです。

そうなんです。
ショートカット覚えないと使いこなせないんです。

ただし、サクサク感はダントツです。

どうせ使う機能も限られてるんだから、スピード重視で!って人以外には、ちょっと進められるところが見つけられないです。

まとめ

Mac用Gitクライアント比較表
アプリ名 料金 ダークモード UI洗練度 Git binary ソース表示Font その他
SourceTree 無料 普通 選べる 選べる ユーザーが圧倒的に多い
Fork 無料 洗練されている 選べる 選べる 無料とは思えないクオリティ
GitKraken 一部有料 最先端 選べない 選択制限あり カスタマイズできる範囲が狭い
Tower 有料 洗練されている 選べる 選べないが美しい UI操作ミスの少ない設計
GitUp 無料 意味不明 選べない 選べない 一部コアなユーザー向け
総合するとForkがおすすめです!

無料だとはにわかに信じがたいクオリティーの高さです。

有料でもよければ、Towerは是非使ってみて欲しいGitクライアントです。

ForkとTowerはかなり近いコンセプトを感じます。
WEBデザイナーにとって、見た目や使い心地ってとっても重要だと改めて感じさせられます。

一方、周囲に使っている人も多く、WEBの情報も豊富なSourceTreeは、分からないことをいつでも調べられるという点では抜きん出ています。
安心感を求めるのであれば、これもありです。

WEBデザイナーは実は関わるプロジェクト数が、エンジニアより多いのが普通です。
なので、Gitのリポジトリの操作も意外と多かったりします。

お気に入りのGitクライアントを見つけて、楽しいWEBデザイン生活を送れるようにしたいですね!


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